建築いろは【23】

【「省エネ住宅」と「健康」の関係 Vol.2】

省エネ住宅健康診断結果にも差が生みます。

人間の体床・壁・天井の表面からの「輻射熱」も感じ取ります。
これが体感温度に影響を与えるため、表面温度と室温が近いことが「快適」と「健康」のポイントになります。

室温18℃未満の住宅に住む人は、18℃以上の住宅に住む人に比べて、心電図の異常所見のある人が約1.9倍、総コレステロール値が基準範囲を超える人が約2.6倍となる結果が見られます。

同じ室温でも、床付近の温度差によって健康に影響を与えます。

床付近の室温が15℃未満の住宅に住む人は、15℃以上の住宅に住む人に比べて、高血圧で通院している人が約1.5倍、糖尿病で通院している人が約1.6倍と言われています。

経済的な面から「年間の光熱費」を比較してみましょう。

省エネ住宅 健康 光熱費

断熱区分6の東京都では、

これまでの住宅ですと、¥283,325
一般的な省エネ基準は、¥222,317
ZEH基準相当の省エネ住宅は、¥159,362

その差は、¥123,963にもなります。

このように、省エネ住宅は「健康+経済」的な住まいということがおわかりになりましたか。

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