「断熱性能」を把握するために重要になる指標が「UA値」です。
「UA値」は重要なキーワードになります。
外皮平均熱貫流率(UA値)数値の計算方法と地域区分について
計算式は、
【外皮平均熱貫流率(UA値)=熱損失量(w/k)÷外皮面積(㎡)】
1㎡あたり何wの熱が逃げるかを表しています。
地域区分ですが、
東京都は市町村によって違いがあります。
■4地域:檜原村、奥多摩町
■5地域:青梅市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町
■6地域:23区、八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、西東京市
TKプランニングのある青梅市は「5地域」ですね。
全国版は国交省のサイトから、ご確認ください。
UA値は、気密測定のように現場で測定するものではありません。
間取りや仕様が決まると建築が始まる前に計算によって求めます。
主に計算に関わる項目としては、以下の項目があります。
1.サッシの種類(アルミ・アルミ樹脂・樹脂・木製)と大きさ(開口の面積)
2.ガラスの種類(単板・ペアガラス・トリプルガラス)
3.断熱材の種類や厚み
4.断熱材の施工方法
そこで、注意していただきたいことがあります。
計算で求められるUA値は「数値を意図的に操作できる」ということです。
間取りや窓の大きさなどで、数値を小さくすることができるんです。
ハウスメーカーがUA値を公表するのは、自社の商品を宣伝するために他なりません。
そのため、望ましいデータしか公表されませんし、データ自体にも良く見えるような工夫が凝らされています。
ですから、「UA値ランキング」で数値を競っている大手ハウスメーカーさんたちのUA値に、私はすごく違和感を覚えます。