耐震等級1とは、
現行の建築基準法で定められた最低限の耐震性を満たしていることを示します。
具体的には、
【損傷防止】数十年に一度程度発生する地震(震度5強程度)で、著しい損傷を生じない
【倒壊等防止】数百年に一度程度発生する地震(震度6強~7程度)で、倒壊・崩壊しない
震度6強~7といえば、最近でいうと東日本大震災や熊本地震などで、
このような大地震で建物が損傷したとしても、人命が損なわれるような壊れ方はしないよう設計されています。
しかし、建築基準法では単発の揺れには有効でも、連続した揺れまでは考慮されていないということです。
1度目の揺れで倒壊はしなくても、2度、3度と繰り返し大きく揺れたとき、大きな被害を受ける可能性が否定できません。
2016年に起きた熊本地震では、3日間で震度7を2回、震度6(強・弱)を5回記録しました。
日本建設学会が地震後に倒壊した住宅を調査したところ、
耐震等級1の住宅は、全体の約40%が損壊したという結果が出ています。
損壊はまぬがれたものの、住宅が傾き住み続けることができなくなったり、多額な修復費用が必要になった住宅も多くあります。
そのような中、耐震等級3の住宅は最も強く揺れた地域の16棟のうち14棟が無被害、2棟は一部損壊など軽い被害でした。
日本は地震大国と言われているほど地震が多く、これまでの歴史を振り返ってみても数年~十数年に一度の頻度で大きな地震が発生しています。
地震で建物が倒壊してしまっても、地震保険は保険額の半額までしか支払われないため、ご家族の安全や経済的な安心のためにも、地震に強い家に住むことを強くおすすめいたします。
TKプランニングの住宅は耐震等級3が標準仕様です。
耐震等級3を取得するためには相応のコストがかかりますが「安全・安心」を最優先という考えで、耐震等級3を標準仕様としております。