建築いろは【52】

気密測定

2022年10月から断熱等級6と7追加されました。

現状、等級4以上であれば建築できますが、ZEHレベルの高断熱住宅を建てるには等級5以上が必要です。

このように断熱については数値を明確に出し続けているんですね。

断熱性能を高めて省エネ化することにより、健康で快適に暮らしながら地球環境の貢献もできるっていいことですよね。

その断熱性能を高めるには、もうひとつ気密性を高めることが必要で、このふたつはリンクしているんです。

どれだけ断熱性を高くしても気密性が低いと断熱効果は得られません。

高気密住宅

暖かいダウンジャケットを着ても、ファスナーを開けて着てたら寒いじゃないですか。

気密性能が低い断熱性能は落ちるんです。

ほかにも、結露や換気の問題も生じます。

気密性能が低い「壁内結露」の原因になります。

気密性能が低い=隙間が多いということなので、
その隙間から空気が漏れ(漏気)、漏気によって壁内が冷やされ、壁内に結露が発生してしまうわけです。

もうひとつ。
気密性能が低い(隙間が多い)と、その隙間から空気が漏れて、適切に換気がおこなわれません。

C値が1.0を超えると、どんな換気システムであっても、適切な換気がおこなわれないとされています。
「気密性を高めることは大事なことです。」ということ、おわかりになりましたか?

高気密住宅

C値とは、家の大きさに対して、どれくらいのスキマがあるかを表した数値です。

C値が小さいと高気密(気密性能が高い)となり、C値が大きいと低気密(気密性能が低い)となります。

例えば、延床面積100㎡の家全体のスキマ面積が200㎠であれば、C値は2.0というわけです。

では、C値はどうやって数値化するのか?

こちらについては、次回の建築いろはでお話しいたします。

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