どこで断熱するのがいい?【Vol.3】
TKの基礎断熱、ご理解いただけましたか?
温度や湿度を部屋と同じ環境に保つことによって、快適な住み心地と耐久性の長い家にすることができるのです。
弊社では、新築だけじゃなくリフォーム工事も行っていますが、リフォーム工事の中で1番多いのが1階床の修繕工事です。
大引や根太等の下地木材が腐食することによって床が沈んだりたわんだり、シロアリの被害に遭ったり。
それだけ大事なんですよ、床下の工事って。
次に、2階天井裏の断熱についてですが、
TKでは「天井裏の断熱はやっていません」って書きましたね。
断熱ラインは、外気との境界で行うものですから、『天井裏を室内』と考えるTKとしては、天井裏で断熱するわけにはいかないんです。
じゃ、どこで断熱するのかというと、『屋根面』なんです。
屋根の勾配にそって断熱しています。
この工法を『屋根断熱』と呼んでいます。
木造の家には屋根裏空間がありまして、ここには屋根を通り抜けた熱が侵入してきます。
夏ですと、屋根の表面温度は70℃にも達するといわれるくらい高温になり、その熱が家の中に入ってきますから屋根裏の温度は相当暑くなるんです。
そして、天井を通り抜けて部屋までも高温にしてしまいます。
こんな単純な理屈がわかったら天井裏で断熱することに疑問が生まれませんか?
屋根表面の熱を家の中に入れない方法で断熱すれば問題は解決します。
屋根裏空間が暑くならなければ部屋が暑くなることはありません。
信じられないかもしれませんが、
TKで家を建てたOB様の中には「エアコン無しで生活」されている方がいらっしゃるんですよ。
『天井裏断熱』と『屋根断熱』の断熱性能の違い、めちゃくちゃ大きいですよ。