現在の日本の住宅ストック約5,000万戸の断熱性能ですが、
・現行基準を満たしているのは、6%
・平成4年の基準が、19%
・昭和55年基準が、37%
・それ以下の住宅は38%
もあります。
したがって、4割近い住宅が無断熱状態ということです。
冬は外と変わらないくらい寒く、
暖房しても効率が悪い住宅が日本にはまだまだたくさんあるということです。
英国の保健省が出している過度な寒さのリスクという指針値によると、
・健康な室温は、21℃
・健康リスクが現れる温度は、19℃
・呼吸器疾患や心疾患など深刻なリスクが現れる温度は、16℃
・高齢者に低体温症の危険が増す温度は、10℃
高齢になると寒さを感じにくくなるので、温度計などで室温を確認して暖房の管理をする必要があります。
アメリカやヨーロッパと比べて大きく遅れている日本の断熱に対する意識は先人達のDNAを継承してきた証なんでしょうか。
気合いだ!耐えろ!我慢だ!