ニュースなどでも取り上げられる少子高齢化問題。
最近では、共働き世帯や単身世帯の増加だけでなく、親世代、子世代、孫世代と一緒に暮らす多世代同居や近居も増えてきました。
世代が異なるご家族が快適に暮らすには、「将来的な介護対応のしやすさ」や「日々の動線の確保」「プライバシーとコミュニケーションの両立」など設計段階での配慮が欠かせません。
今回は、先日TKプランニングでお引き渡しをさせていただいたN様邸のバリアフリー対応施工事例をご紹介します。
【東久留米市N様邸】
■引き戸の採用と通路幅の確保
引き戸は開き戸に比べ、開閉スペースを取りにくく、家具配置や通行時の邪魔が少ないというメリットがあります。
車イスを想定し、最低でも80センチ以上(理想は90~100センチ)の通路幅を確保できるとスムーズです。
■手すり設置と下地補強
トイレ、浴室、廊下、玄関、階段など、転倒リスクの高いところを優先的に確認し、手すりを設置。
現時点では手すりが必要のないところにも、将来を見据えて補強材をいれておけば後々工事が必要になったときに低コストで追加が可能になります。
■水回りの近接配置と動線の短縮
トイレ、洗面、浴室をできるだけ近接させることで、移動距離を短縮。
夜間や体調不良のときの移動負担を軽減し、ケガのリスクをさげることができます。
また、人感センサー式の照明を採用すれば、夜間でも自動点灯するので安心です。
■プライバシーとコミュニケーションの両立
多世代が同居する場合、完全オープンだとプライバシーが確保しづらい一方、仕切りがあると孤立感が生まれることも。
可動間仕切りで分離可能にしたり、吊り下げ式レールを設けたり、ロールスクリーンなどで目隠しをしたり、柔軟に対応できる仕組みを採用し、一緒に生活をしていてもストレスフリーで過ごせる工夫をするのも大切です。
TKプランニングでは、ご家族構成や暮らしかたを丁寧にヒアリングし、優先度と将来拡張性を見据えたプランをご提案いたします。
長く安心して住み続けられる住まいづくりを目指して、わたしたちと一緒にお家造りをはじめてみませんか?