前回、「リースバック」についてご紹介しました。
今回はリースバックと並んで注目される「リバースモーゲージ」について解説いたします。
リバースモーゲージとは、所有する自宅を担保として金融機関からお金を借り、契約者が亡くなったあと担保となった自宅を売却し、借入金を返済する仕組みです。
売却金額が借入金額を上回れば、差額分は契約者の遺族に渡されます。
リバースモーゲージを利用するためには、いくつかの条件があります。
■年齢条件
契約者が一定の年齢に達していることが求められます。
金融機関によって異なりますが、一般的に50才以上や60才以上のかたが対象です。
また、上限もあり、80才までという制限がかかることが多くあります。
■物件条件
自己所有の不動産が対象で、賃貸住宅の場合は利用できません。
経年劣化のない土地を中心に評価するため一戸建て住宅が多く、マンションや集合住宅は対象外となるケースもあります。
リーズバックと同様に住み慣れた自宅で生活を継続できるというメリットもありますが、契約者が亡くなったあとに自宅を売却するため、相続人への財産が発生します。
相続について取り決めや家族内での意見を事前に相談しておくことがトラブル回避のポイントとなるでしょう。
金利の動向、返済条件、相続対策など、しっかりと仕組みやリスクを理解したうえで利用するのがおすすめ。
将来のシナリオを十分にシミュレーションすることが安心して利用するためのカギとなりますよ。
老後の住宅について気になることがありましたら、お気軽にTKプランニングまでご相談ください。
現在の状況にあわせた最適なプランをご提案させていただきます。