建材などから出るホルムアルデヒドやアセトアルデヒドといった化学物質がもととなるシックハウス症候群が問題となったため、
2003年7月1日に建築基準法で定められ、以降の住宅には
「1時間で0.5回、つまり2時間で部屋全体の空気が入れ替わる」
計画的な換気設備の設置が義務となりました。
TKでは、「第3種」の24時間換気システムを標準としています。
住宅で使われる24時間換気は「第1種」と「第3種」があります。
その違いですが、
第1種は、給気も排気も機械で強制的に行います。
第3種は、排気は強制ですが、給気は自然給気となります。
どちらを採用するか?
それは、住宅の性能により使い分けられます。
高気密住宅は、「第3種」。
高気密に自信のない住宅は、「第1種」。
簡単にいうと、気密性能の違いです。
隙間の多い家は、自然給気では効果的に給気が行われませんので、機械で強制的に給気を送るのです。
機械本体からダクトで各部屋に空気を送ります。
この方法、私は心配です。
ダクトの中って、5年、10年、15年先までキレイなんでしょうかね?
新築時は新鮮な空気でしたが、10年後は鮮度が落ちるんじゃないでしょうか。
というところが心配というか信用していません。
信用できなくても高気密性能に自信がないと、第1種を使わざるを得ません。
気密工事が苦手な大手ハウスメーカーは「第1種」換気システムが基本のようです。