ウチ、リフォームもやってるって言いましたよね。
そのリフォーム工事は「床」がらみの工事が多いですね。
1階の床の張り替えです。
どうしても昔の家は床下の湿気が高いんで木材が腐ってしまうんですね。
床板の下は、根太(ねだ)という45㎜角の木材と大引(おおびき)という90㎜角の木材で支えられています。
築20年を過ぎた家は、床下の木材が傷んでいるケースが多いです。
今でこそ、基礎は「ベタ基礎」といって、床下全面がコンクリートで仕上げられますが、
当時の基礎は「布基礎」といって、床下は土のままが主流だったんです。
土ですと、湿気が上がりますので、根太や大引にはいい環境とは言えません。
だから、傷みが早いんです。
木材も今と違って乾燥材じゃないんで良くないですね。
湿気の多い場所でしたら、床下はなんらかの工事をした方がよりベターです。
床下全面にコンクリートを流すのも1つの方法ですが、コストが高いんですよね。
ローコストでやるなら、土の上に「防湿フィルム」を敷いて、その上に砂を敷き詰める。
これですと、そんなに高額な工事にはなりません。
それと大事なのは断熱工事。
床下の断熱がある、なしでは冷え方が大違い。
その断熱ですが、繊維系のものよりボード状のものがお薦めです。
入れ方も大事で、床板と断熱材の間に隙間ができないように入れること。
床板と断熱材が密着してないと、断熱効果が期待できないのでこの作業はとても大切です。