どこで断熱するのがいい?【Vol.2】
今は『ベタ基礎』が主流となり、1階の床下は全面コンクリートなので、昔のように土から湿気が上がることが無くなりましたが、それでも床下の湿度は季節によって上下します。
湿度が70%を超えると土台や大引きといった木材に腐朽菌が発生しシロアリを呼び込む原因になりかねません。
ですから、床下の湿度管理は家の耐久性に大きく影響するんです。
床下に換気口を設け、外気を取り入れて換気する工法が未だに多いんですが、私はお薦めしません。10数年前までは同じく換気工法をとっていましたが、今は違います。
その理由は、
日本には四季があるから。
春・夏・秋・冬では気温や湿度の差が大きいので、換気工法で1年を通して最適な床下環境を実現することは不可能だからです。
湿度が高い梅雨時や夏場に外気を床下へ取り入れることは避けなくちゃいけません。
湿気を呼び込んだらシロアリを呼び込むことになるでしょ。
それと、寒い冬の換気もいかがなものかと疑問です。
氷点下の冷たい空気を床下に入れたらどうなりますか?
「木造の家の床は冷たい」という常識になっちゃいました。
夏は湿気を呼び込むことと、冬は床が冷えることが換気工法のデメリットです。
この2つのデメリットを解消したい、ということでTKが採用した工法は『基礎断熱』です。
床下もリビングと同じ家の中、という考え方から。
コンクリートと土台の隙間を無くし気密処理しますので、外気はシャットアウト。
24時間換気をします。
その上、床下専用の除湿機で1年中最適な湿度管理をします。
「気密・換気・除湿」これで、2つのデメリットを解消しています。
TKの基礎断熱、絶対お薦めです!!!