日本文化を語る上で欠かせない要素のひとつに「お祭り」があります。
四季折々の移ろいとともに、全国各地でさまざまなお祭りが開催される様子は、日本ならではの風景といえるでしょう。
わたしの故郷、青森県が誇る「青森ねぶた祭」もそのひとつであり、国内外から多くの観光客を魅了しています。
この祭りは毎年8月2日から7日に開催され、夏の訪れを告げる風物詩として知られています。
その最大の見どころは、なんといっても高さ5メートルを超える巨大なねぶた人形でしょう。
この壮大な祭りは、「無病息災」を祈るねぶた流しが起源であるとされています。
その歴史は古く、長い年月を経て今日のような華やかな形態に進化しましたが、その根底には先人たちの祈りや願いが息づいています。
そのため、青森ねぶた祭は単なる観光イベントにとどまらず、地域の伝統や文化を感じることのできる非常に貴重な機会といえます。
かつては定期的に地元へ帰省していましたが、近年は足が遠のいております。
しかし、ねぶた祭りの灯火が揺れる夜の情景や、熱気に包まれる街の様子を思い出すたび、故郷への郷愁が募ります。
来年こそは、久しぶりに帰省し、故郷の空気を胸いっぱいに吸い込みながら、この素晴らしい祭りを間近で堪能したいと密かに思っております。