どこで断熱するのがいい?【Vol.1】
TKプランニングの家造りに採用している断熱材の話です。
まず、家のどの部分に断熱材が使われているか?
一般的な木造2階建てですと、
- 1階の床下
- 外周廻りの壁の中
- 2階の天井裏
では、TKの家は?
1階の床下は断熱しません。
外周廻りの壁の中、ここは同じく断熱します。
2階の天井裏は断熱しません。
どの部分を断熱するのか、という基本的な考え方ですが、
「外気に接する部分を断熱する」ということなんです。
ということは、
1階の床下を断熱するということは、床下の空間は外気とみているんですね。
2階の天井裏で断熱するのは、床下同様に天井裏を外気とみていることです。
この考え方が昔から続いている断熱の方法です。
でも、違うんだよね~
TKの考え方は。
1階の床下も2階の天井裏も「家の中」と捉えています。
外気じゃないんです。リビングや寝室と同じ家の中なんですね。
ですから、その場所では断熱していません。
「断熱ライン」というのは、とぎれちゃダメなんです。
その点、床下から壁の中、そして天井裏というのは繋がっていますから間違ってはいませんが、効果的に断熱できるかどうかは別です。
想像してください。
真夏の2階って暑いですよね。
エアコンを消した途端、外と変わらないような暑い部屋になっちゃいます。
1階の床ですが、冬はすごく冷えますよね。
冷たくて裸足じゃ生活できません。
「木造の家ってそういうもんでしょ。ウチだけじゃないし。」
って多くの方は納得(?)しっちゃっていませんか。
青梅市は、年間の気温差が40°以上にもなる地域です。
夏は40°近く、冬は氷点下になることもあります。
快適に暮らすには過酷な条件だと思いますよ。
夏涼しく、冬暖かく快適な暮らしを送るには違う断熱方法をとるべきです。
次回、TKの断熱についてお話しします。