壁の断熱工事がはじまります。
壁に使用する断熱材が現場に入りました。
屋根と同じ「フェノバボード」です。
屋根は80㎜の厚さですが、壁は60㎜です。
〈熱伝導率0.019W(m・K)〉のフェノバ―ボードを60㎜使うと熱抵抗値は?
熱抵抗値[㎡k/W]=厚さ[m]÷熱伝導率[W/(m・K)]なので、
0.06÷0.019=3.157[㎡k/W]ですね。
復習ですが、熱抵抗値は数値が大きいほど高断熱ということです。
比較してみましょう。
グラスウール16Kを100㎜入れると熱抵抗値はこうなります。
熱伝導率0.045W/mKですから、0.1÷0.045=2.222[㎡k/W]
圧倒的にフェノバボードに軍配です。
厚さは60㎜ですが断熱性能が高いので、100㎜のグラスウールよりはるかに高い断熱効果が得られるんです。