今年は「昭和100年」にあたります。
昭和の時代は、1926年12月25日(元年)から1989年1月7日(64年)まで。
若者に人気らしい「昭和レトロ」といえば、自販機、駄菓子屋、純喫茶、レコード、オロナミンC、ボンカレー、浅田飴、ALWAYS三丁目の夕日、東京タワーなどなど。
全てがアナログ全開で、ホッとできる空気感が懐かしいものです。
昭和59年、上京して初めて借りた中野区のアパートは「THE昭和レトロ物件」でした。
木造2階建て、当時で築30年以上経ってたでしょうね。
共同玄関に共同トイレ、廊下にはピンク電話。
6畳の和室に半畳ほどの小さな流し台が付いてて、蛇口から出るのは水オンリー。
窓は木製で、傾いたいたので開かずの窓状態。
風呂なんてありませんから、近所の銭湯へ。神田川の世界です。
銭湯代がないときは、外水道で洗ってたものです。
上京間もなく全財産を盗まれたり、ねずみ講に引っ掛かったり、詐欺に遭ったりのメチャクチャな2年間でしたが、今でも大切な忘れられない宝物のような2年間です。
そのアパート、退去して間もなく取り壊され、建売住宅になりました。